1976年初め、ノルウェーのハンス・クリスチャン・メンショール(Hans Christian Mengshoel)は、身体に負担を掛けずに背筋が自然にまっすぐになるバランス状態での着座に関するアイディアの実現を目指し、設計士Odd Veie Rosvollと共に調査研究を開始し、世界発のバランスチェア「Balsn®Nippon」を開発しました。世界発のバランスチェアが「Nippon」と名付けられたのは、日本人の正座に近い姿勢をバランスチェアで実現できるものであったからでした。
提唱者であるハンス・クリスチャン・メンショール(Hans Christian Mengshoel)は、balans®コンセプトに基づいた製品をデザインし、開発することを、3人の家具デザイナー(Oddvin Rykken、Peter OpsvikおよびSvein Gusrud)に依頼しました。
写真:ハンス・クリスチャン・メンショール(Hans Christian Mengshoel)氏
バランスチェアは、コペンハーゲンで開催された「スカンジナビア・ファーニチャ・フェア」で、「もう一つの座り方balans®」を披露しました。
様々なバランスチェアが、ノルウェーの4つの製造者のコレクションの中で、製品化されました。
Balans AS社は、SAS輸出パイオニア賞を受賞しました。
「balans®グループ」(H.C.Mengshoel及びO.Rykken、P.Opsvik、S.Gusrud)は、ヤコブ賞を受賞しました。
坂本繁康/プロダクトマーケッティングサービス(サカモトハウス)創業者)がバランスチェアと駐日ノルウェー大使館で出会い、バランスチェア・イージーを日本全国に広める活動を開始。販売拡大とともに、様々な改良を提案し、採用されハンス・クリスチャン・メンショールからも一目置かれる存在となりました。
balans®のライセンス製造者のために、バランスチェアの新世代品を開発する会社となるために、Balans Management ASが1996年に設立されました。その前に、バランスチェアの提唱者であり、balans®商標の所有者であるハンス・クリスチャン・メンショールと、最初のバランスチェアのデザイナーであるOddvin Rykkenは、balans®での協力を復活することに同意しました。彼らは、このバランスチェアが次の名称で表示されることに同意しました。
デザイン:スタジオ バランス
ノルウェー王国ホーコン摂政皇太子殿下ならびにノルウェー王国特命全権大使オーゲ・B・グルットレ氏と/ノルウェー・日本修好100周年記念EXTREME NORTH〜ノルウェーデザインの現在〜のオープニングレセプションの席上にて/グルットレ大使より、御紹介賜り、ホーコン皇太子にご挨拶させていただく光栄に預き、これまでのバランスチェアの販売拡大の功績を讃えてくださいました。
Balans Management社とプロダクトマーケッティングサービス(サカモトハウス)がバランスチェアのライセンス製造契約を締結。
サカモトハウスブランドのバランスチェアの高品質かつ高機能がハンス・クリスチャン・メンショール/Balans Management社より、高く評価される。
写真:ハンス・クリスチャン・メンショール氏がが受賞したSAS輸出パイオニア賞とヤコブ賞の記念品とともに。
【特許】バランスチェア(balans®)には、いくつかの特許および意匠が登録されています。
バランスチェアは、次のところに購入されました。
オスロ、ベルゲンおよびトロンヘイム:工芸博物館 、
ニューヨーク:クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館、
ロンドン:ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、
ヴェネチア:La Biennale di Venezia、
東京:国立近代美術館